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基準調剤加算、廃止するっていうけど
なんで廃止するの?
平成30年1月10日、中医協から改定についての新しいコメントが発表されました。以下が原文の写真です。
で、めっちゃ騒がれてますよね。
どこの薬局掲示板にも大きく取り沙汰されてる。
僕のスマホのGoogleにも。
(下の通り)
そこで気になるのが、その取り上げ方。どこのサイトも注目を引くために、
「基準調剤加算、廃止!◯◯◯円、減額危機!」
と、いうような記事になっちゃってることです。
僕としては、取り上げるなら中医協の文章を全て取り上げて欲しいです。
一回、みんなで見てみましょう!!
(以下の通り)
(9) 地域医療に貢献する薬局について、一定時間以上の開局や医薬品の備蓄品目数等に加えて、薬物療法の安全性向上に資する事例の報告や副作用報告体制の整備を要件とするほか、処方せん集中率が高い薬局等を含めて、夜間・休日対応等の地域支援の実績等を踏まえた評価を新設する。これに伴い、基準調剤加算を廃止する。なお、医療資源の乏しい地域の薬局については、当該地域に存在する医療機関が限定されることを踏まえ、調剤基本料の特例対象から除外する。
見え方変わりませんか?
新設に伴って廃止する
って書いてあります。
おおおお!!!!
見え方がぜんぜん違うではあーりませんか!
で、何を新設するの?
要約してみます。
以下を満たす、地域医療に貢献する薬局に対する評価を新設する。
・一定時間以上の開局
・医薬品の備蓄品目数
・薬物療法の安全性向上に資する事例の報告
・副作用報告体制の整備
・夜間、休日対応等の地域支援
他にも要件が足されるような気がしますが、以上のような要件を満たす薬局に対しては新たな算定が新設される事が予想されます。まー、「基準調剤加算」って名前も少し違和感がありましたし、「地域医療貢献加算」とでも名付けられるのでしょうか。勝手に名前考えちゃってごめんなさい^^;
ひとまず言えるのは、すでに基準調剤加算を算定している薬局は「仮称:地域医療貢献加算」を算定するため、上に挙げた項目において要件実績値を予測し、それに向けての取り組みを始めておく必要があるということですね。
また、上の項目以外にも要件は求められると思うので、その要件もちょっとここで予想してみたいと思います。(と、言っても基準調剤加算を真似たものです)
・在宅医療の実績
・定期的な研修実施
・プライバシーに配慮した構造
・かかりつけ薬剤師指導料等に係る届出
・集中率90%以下
以上のような感じでしょうか。
まとめ
基準調剤加算は無くなっても、新たな加算が新設されるのは間違いないと思われます。また、方向性も大きくは変わらないと考えられるので、「地域医療」を今まで通りしていけば、問題なく算定できるのではないかと思います。しっかり取り組んで行きたいものですね。
平成30年1月24日追記
新設される項目の名前が発表されました。その名も「地域支援体制加算」。ん〜。私が予想したのは「地域医療貢献加算」。。内容は的を得てるような気がしますが、アタリ!とまでは行かない結果でしたね。残念。