【裏話】処方箋薬の金額を下げる方法

【認知度1%】同じ処方箋でも持っていく調剤薬局によって料金に差が出る理由【薬剤師監修】

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ここでは、調剤薬局によってお薬代に差が生じる理由について薬剤師が解説します。

そもそも、調剤薬局によって薬代が違うなんて知らなかったっていう方、多いと思います。実際にそれぞれ違うので、薬代が異なる理由をこのページでしっかり理解し、損しない調剤薬局選びをしましょう。

サポベビ

調剤薬局によって基本料が違うって話なんだけど、病院に通う8割くらいの方に影響する話なので、これから徐々に話題になると思うよ

 すぐに近くの調剤薬局の基本料を知りたい人はこちら

【全国版】基本料が安い処方箋薬局を地図で探す【毎月更新】店によって調剤基本料に違いがあるって本当?【薬剤師監修】

誰が対象になるの?

あまり聞いたことがないので、自分には関係ない話かも?と思う方も多くいらっしゃるかと思いますが、病院に通う方の8〜9割くらいの方に影響する話なので、ここでしっかり認識しましょう。

処方箋薬の支払いの際に「自己負担額」がある方、全員です

つまりは、調剤薬局でお会計する人全員ってことですね。対象者が多いので、逆に対象ではない方を説明した方がわかりやすいかもしれません。対象にならない方は、例えば、自己負担なしの子供や生活保護者などです。

調剤薬局によってなぜ差がつくの?

次に本題ですが、結論だけ初めに言っておくと、調剤薬局によって「基本料」が異なるからです。差が出る理由は少し複雑で、その調剤薬局の会社規模や、医療費削減への貢献度、地域への貢献度によって基本料が変ってきます。

理解を深めるために、薬局でかかる費用の構成を確認してみましょう。

処方箋薬の価格構成

まず前提ですが、ここでいう処方箋とは、病院やクリニック(診療所)の医師が発行した処方箋を指します。

全体感を把握するには、一枚の処方箋を分解する形で読み解くと理解しやすいので、一枚の処方箋を取り上げてみました。

図に沿って説明していきます。まず全体ですが、処方箋は「技術料」と「薬剤料」によって構成されています。

技術料

技術料は大きく3つに分かれ、基本料、調剤料、薬学管理料で構成されています。

基本料
基本料は、薬の安全性や品質、在庫量を確保する業務に対する費用とされています。そして、あたかもすべての薬局で同じかと思わせる言葉ですが薬局によって異なるのです(サービスの良し悪しに関わらず)。
調剤料
薬を調剤する際の業務に対する費用とされています。同じ処方箋ならば、どこの薬局も同じ額になります
薬学管理料
安全な服用や効果を管理する業務に対する費用とされています。同じ処方箋でも、その場の薬剤師の説明の内容や量によって金額は変わります(ほぼ同じと考えて良いと思います)

薬剤料

次に薬剤料ですが、ほとんどは薬剤料で構成されています。国で定められた薬価と錠数の掛け算で金額が決まります。特定保険医療材料とは、インスリン注射薬と合わせて出される注射針が一例です。原則、どこの調剤薬局に行っても同じ価格と考えていいものです。

基本料の内訳

次に気になるのは基本料の内訳だと思います。簡単に図にしてみました。

図の通り、基本料は、調剤基本料、後発医薬品調剤体制加算、基準調剤加算と大きく3つに分けられます。それぞれ5、4、2種類あり、それぞれの掛け合わせで全40パターンあるというわけです。簡単にそれぞれの特徴を説明します。

調剤基本料


名の通り、基本料です。主に所属するグループ(会社)の規模によって区分けされています。大きいグループになればなるほど低く設定されています

基本料の額
薬局の会社規模:大<小
※他にも要素はあります

後発医薬品調剤体制加算


ジェネリック医薬品(後発医薬品)の調剤割合によって区分けされています。使用割合が高い薬局ほど高く設定されています。残念ながら、あなたの処方箋薬の中に後発医薬品が含まれているか否かは関係ありません。

基本料の額
医療費削減への貢献度:大>小
ジェネリック医薬品を多く使用している薬局は基本料が高くなる仕組みです。
よくある勘違い
自分は後発品を使ってないから後発品の基本料はかからないと思っている人がいますが、そうではありません。基本料はその薬局に対しての料金であり、その薬局に来た患者さん全員から取れる基本料金という考え方になりますので、後発品をもらっていない人に対しても請求されるのです。

地域支援体制加算


薬局として地域に貢献し、高機能な薬局が算定できる加算です。24時間体制や在宅医療、薬の在庫品目数など国が定めた値をクリアした薬局だけが算定できる項目です。算定するかしないかの二択です。

基本料の額
地域への貢献度:大>小

専門的な話が多かったかと思いますが、以上が基本料に差が出る理由でした。簡単にまとめると、あなたの薬に関係なく、あなたのいく薬局がどのような薬局なのかで基本料が決まるということです

薬局によってどのくらい差がつくの?

次に、もっとも気になる疑問であろう価格差です。
結論からいうと、同じ「処方箋」でも出す薬局によって最大920円の差があります。(この金額は健康保険適用前の金額です。自己負担割合によって実際に支払う金額は変わります。)
基本料の組合せ全40種類をグラフにすると上の図になり、110〜1,030円になります。この金額は健康保険適用前の金額なので、自己負担割合によって実際に支払う金額は変わりますが、バカにならない差と言えるでしょう。

あなたの薬局の基本料はいくら?

上の図で、薬局によって基本料が異なることがわかったと思います。さて、次に思う事はみんな同じですね。

自分の行きつけの薬局の
基本料はいくらなのか??
だと思います。ここでは、それを調べる方法を2つ紹介します。

基本料の調べ方①

1つ目は、薬局でもらった領収書・明細書を確認する方法です。

薬局でもらう領収書や明細書には、下にある「図:3」の中のどれかの金額が書いてあると思いますので、自分で見つけてみてください。足していったものが基本料総額になります。まとまって書かれていない場合もありますので、若干わかりにくいかもしれません。おすすめは次の調べ方です。

基本料の調べ方②【推奨】

2つ目は、基本料まとめサイトで確認する方法です。

厚労省から発表される基本料を独自手法でまとめてみました。Google mapに全薬局をプロットしてありますので、行きつけの薬局だけでなく、近くの薬局の基本料も確認できます。ぜひ、確認してみて下さい。下記の記事の通りです。

 病院に通っている方はぜひご確認ください

【全国版】基本料が安い処方箋薬局を地図で探す【毎月更新】店によって調剤基本料に違いがあるって本当?【薬剤師監修】

 最後に、大事な話

今回は「基本料」を取り上げ、料金の違いを説明しましたが、実はこの差は、患者へのサービスの質の違いから生まれるものではありません。つまりは、基本料が高いからと言ってサービスが良い薬局であるとは言えず、逆に基本料が低くてもサービスの良い薬局は存在するということです。その証拠に、全ての薬局が高いレベルの質であるべきとの国の方針もあります。

基本料が低い方からと言って

サービスが悪いわけではない

と言う事で、サービスの良し悪しは「人」によって異なると考え、自分に合うか合わないかは実際に薬局に行って、担当の薬剤師に会ってみるしかないということになります。「とにかく安いところが良い」「基本料ちょっと高いけけど、この薬剤師さんが良い」などいろんな考えがあるかと思いますが、今、薬局利用者さんが良い意味で薬局を選べる立場にありますので、自分に本当に合った薬局を探してみてはいかがでしょうか。

以上、「【認知度1%】同じ処方箋でも持っていく調剤薬局によって料金に差が出る理由【薬剤師監修】」でした。

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