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リクルートの新M&Aサービスが画期的過ぎる話「事業承継総合センター」みんなが平等になる仕組み

ここでは、リクルートの「次世代事業開発室」から立ち上がったM&Aの新サービス「事業承継総合センター」について解説します。

リクルートのM&Aサービスが
画期的過ぎる話

筆者のかんたんな経歴
薬剤師資格取得後、調剤現場に従事→500店舗超の大手でM&Aを専任担当→M&A仲介人として病院/調剤/介護のM&Aに従事。途中自分の会社が買収される経験もし、買う側と買われる側の両立場を経験したコンサルタントです。


詳細はこちら:リクルート運営の事業承継センター

はじめに

さすが「天下のリクルートさん!」と言わんばかりのM&Aの新しい仕組みを取り入れたサービスが始まったので、紹介したいと思います。全く新しいものを作り上げた訳ではなく、既にある仕組みを一工夫しただけのことなのですが、より利用者が満足する仕組みになっているのが特徴です。

何がすごいのか?

まず、何がすごくてこんなに騒いでいるのかというと下記の4つ点です。実はこの4項目は、わかる人にはわかるのですが、初めてM&Aに関わる人にはピンとこない事だったりもします。なので、何がどのようにすごいのかを順を追って説明したいと思います。

サービスの特徴

  1. 着手金なしの成果報酬型
  2. 最低成果報酬500万円~
  3. M&A仲介会社の比較検討が可能
  4. リクルートがM&A会社の品質管理も行う

仕組みの紹介

どのようにすごいのか紹介するにあたり、まずは仕組みから説明します。

通常の仕組み・流れ
通常、売りたいと考えた売り主は、仲介会社を無数の中からほぼ自力で探し出します。次に、選定した仲介会社に紹介された買い手候補の中から交渉を行う買い手を選定します。そして、交渉がうまくいけば譲渡成立といった流れになります。

 

新しい仕組み・流れ

詳細はこちら:リクルート運営の事業承継センター

新しい仕組みでも、上で紹介した「通常の流れ」を含みます。違いは、「はじめと寄り添い」です。無数にある仲介会社の中から、リクルートがいくつかの仲介会社を紹介してくれます。そして、最後まで寄り添ってくれるという仕組みです。ポイントは、リクルートの立ち位置です。仲介者ではなくて、品質管理者である事です。これがどれだけ大きな意味を持つかを以下で説明します。

画期的な点の解説

仲介会社の比較が可能

詳細はこちら:リクルート運営の事業承継センター

簡潔にいうと、売り主のニーズに合った複数の仲介会社をリクルートが責任を持って紹介してくれるってことなのですが、背景を知ることでこの価値がジワジワわかってきますので、背景を説明します。また、比較も大事ですが、それ以前にリクルートが仲介会社を絞ってくれる事も価値ある事です。

質の悪い仲介会社が想像以上に多い

今や、M&Aは最も稼げるビジネスであることをご存知の方も多いかと思います。一件決めると最低でも500万円、規模が大きければ1億円だって手にすることができるほどです。筆者の感覚ですが平均すると一件2,000万円ほどではないでしょうか。そんな理由もあって、参入する人も多くなってきました。しかも資格もいらないので誰でもすぐになれますし、企業に属さなくてもいいレベルまで稼げるので個人事業主も多いです。さらには、片手間にやる人が急増していて、名乗ればなれてしまうほどと言われています。

今、そんな市場になっているわけですが、問題視されているのは質の低下です。筆者の感覚で言えば7割くらいの会社はプロの域に達していないと思っています。仲介者の対応が悪くて別の仲介者に相談を持ちかけることなんてしょっちゅうある話です。それだけいい加減な仲介者が増えているのです。

はい、これまでの話を知れば、リクルートが仲介会社を絞ってくれる有り難みや価値を見つけるのは簡単ではないでしょうか。ましてや、さらに比較もできちゃうので利用しない手はないと筆者は考えます。

着手金なしの成功報酬型

囲い込み(逃げないように)をするため着手金をとる仲介会社も多いのが実情です。そもそも仲介会社を選べるので、着手金なしの会社を選べばいいじゃんって話ですが、リクルートが既に着手金ありの仲介会社を振り落としてくれているという話です。

成功報酬型とは、成功して初めて報酬を払う報酬体系のことで、「着手金なしの成功報酬型」は売り主に取って最もリスクの低い報酬体系です。報酬体系も千差万別でルールもあってないようなものなので、初めて売る人にとってはこれ以上ないサービスと考えます。ちなみに着手金の相場は50万円〜300万円で、平均すると100万円といったところではないでしょうか。※中には成功する前に報酬支払いがある仲介会社を紹介することもあるそうです。

着手金ってどんなもの?
着手金とはその名の通り、着手する際にかかるお金で、何があっても戻らないことが多いです。他に「初期費用」や「初期調査報酬」などといったります。売り主の本気度を計ることや他の仲介者に行かないよう囲い込むのが主な目的で、覚悟を決めさせる目的もあります。(元からやる気がない人を支援しても時間が勿体無いですからね)

最低成果報酬500万円~

M&Aの手数料はルールがあってないようなものなので、報酬額もバラバラです。案件の大きさにもよりますが、意外と最低報酬で済むことも多いので最低報酬額が低い仲介会社を選ぶのが賢い選択かと思います。ちなみに最低成果報酬は以前は2,000万円が多かったですが今は500万円も多くなってきました。余談ですが、成功報酬額と仲介者の質は概ね比例していると筆者は考えます。

注意:最低成果報酬ゼロ円は騙し
たまに見かけるこのワード。売り主を獲得する罠でしかないので注意が必要です。選ぶ際は罠と知った上で選びましょう。仕組みはこうです。本来の成功報酬が500万円だとしたら、売り主からとるはずの500万円を買い主からとるだけです。つまりは、本来買い手から提示される譲渡代金から500万円引かれた金額を売り主は譲渡代金として提示されるわけです。結局のところ、手にするお金は同じって話です

リクルートがM&A会社の品質管理も行う

詳細はこちら:リクルート運営の事業承継センター

ここまでくれば説明がなくてもだいたい想像がつくかと思いますが、リクルートが案件成立まで品質管理者として見守っていてくれるという話です。見守るとは具体的にいうと、仲介者に不満がある時にはその相談に乗ってくれるのではないかと思われます。我慢しなきゃいけない不満なのか、是正するべき不満なのかって判断は非常に大事です。また、仲介をしている当事者としては第三者から見られているという心理が働き、いつも以上に丁寧に対応していただけると考えます。

最後に

問い合わせ先

リクルート運営の事業承継センターのホームページにもっと詳しい情報が掲載されていますので、自分の目でお確かめください。

公式HPはこちら



問い合わせは電話番号の入力は必須ではないので、まずはメールのみで感触を確かめてみるのも良いかと思います。

以上、「リクルートの新M&Aサービスが画期的過ぎる話「事業承継総合センター」みんなが平等になる仕組み」でした。