【必見】処方せん薬の金額を下げる方法

【薬剤師監修】ムコスタと同じ効果の成分を含む市販薬や代用薬はあるの?【レバミピド】胃薬

現役薬剤師が、処方薬ムコスタと同じ効き目の成分を含む市販薬を紹介します。(結論をいうと、同じ成分の市販薬は存在しません、なのでここでは、その代わりに似た効果を発揮する代用薬を紹介します)

病院で医師からもらう薬はよく効いて助かりますよね。でも、いざ欲しいって時に行けなかったりするのが病院です。そこで、このページでは処方薬を市販薬として手に入れる方法、また、選び方のコツを紹介したいと思います。

ムコスタを市販薬として
手に入れる方法・選び方を紹介します。

ムコスタの紹介

まずは、処方薬であるムコスタの紹介です。

ムコスタの主成分

ムコスタの主成分は「レバミピド」と呼ばれる成分です。

主成分の分類と特徴

内服薬(錠剤・散材):もっとも有名と言われている「胃薬」です。タイプとしては、「胃粘液保護薬」であり、胃粘液の分泌を増加させ、胃粘膜の保護や修復を促進させます。
目薬:保湿成分であるムチンの産生を助ける作用があり、ドライアイに使用されます。

ムコスタの種類

ムコスタには3種類あります。知らない方も多いかと思いますが、ムコスタには目薬もあります。

    商品名

  • ムコスタ錠100mg
  • ムコスタ顆粒20%
  • ムコスタ点眼液UD2%

ムコスタと同成分の処方薬

上記ではムコスタを列挙しましたが、同主成分を含む商品も多く存在します。30種類以上の同成分薬が存在します。

      • 商品名

      • レバミピド錠100mg「○○」
      • レバミピド顆粒20%「○○」
      • レバミピド点眼液「○○」

    など

ムコスタの市販薬

いよいよ、本題の市販薬の紹介ですが、残念ながらムコスタの主成分である「レバミピド」を含む市販薬は、存在しません

ムコスタの市販薬は存在しないので、ここでは、代用薬を紹介します

ムコスタの主成分に似た成分を含む
商品を紹介します
薬剤師目線で考え、もっとも効果が近いであろう1種類を紹介します。病院・調剤薬局でムコスタをもらい、同じような効能の市販薬を自分で買いたい時の参考にしてみてください。

注意
ここでは、似た効果の市販薬を紹介しますが、成分が異なるがゆえ、容量も用法も異なります。利用する場合は、それぞれの薬の情報を十分にご理解の上、活用してください。

代用薬:セルベール

代用薬として「セルベール」を紹介します。セルベールは処方薬でいうとセルベックスと言います。かなり有名な薬なので聞いたことあるって人も多いのではないでしょうか。

もっと知りたい

セルベールもムコスタと同様、「胃粘液保護薬」として使用され、胃を保護したいという時によく使われる薬です。ちなみに、医療用として使われる胃薬の中で、もっとも使用されている1位の薬はムコスタ(レバミピド)で、第5位がセルベックス(テプレノン)です。

新セルベール整胃:細粒

セルベールにはセルベックス同様、錠剤と細粒のタイプがあります。胃を保護する「テプレノン」に加え、胃の動きを活発にする「蒼朮・厚朴(漢方)」が含まれています。さらに、消化を助ける作用のある「リパーゼAP6」を含んでいるのが特徴です。

★成分(3包[2.4g]錠中)
・テプレノン 112.5mg
・蒼朮乾燥エキス 150mg
・厚朴乾燥エキス 83.4mg
・リパーゼAP6 14.7mg

もっと詳しく!添付文書はこちら http://www.info.pmda.go.jp/ogo/K1109000003_04_01

新セルベール整胃:錠

上記、新セルベールの錠剤版です。容量も同じで、剤形のみが異なる商品です。細粒が苦手で、錠剤として飲みたい方に多く選ばれています。こちらも消化を助ける作用のある「リパーゼAP6」を含んでいます。

★成分(3錠中)
・テプレノン 112.5mg
・蒼朮乾燥エキス 150mg
・厚朴乾燥エキス 83.4mg
・リパーゼAP6 14.7mg

もっと詳しく!添付文書はこちら http://www.info.pmda.go.jp/ogo/K1109000004_04_01

以上、ムコスタの市販薬での代用品でした。
病院や調剤薬局でもらうムコスタは、市販薬としては入手できません。ただし、代用品はありますので、どうしても困ったという時はドラッグストアやネットで購入することをオススメします。

以上、「【薬剤師監修】ムコスタと同じ効果の成分を含む市販薬や代用薬はあるの?【レバミピド】胃薬」でした。