【必見】処方せん薬の金額を下げる方法

平成30年度 | 調剤報酬改定情報 | 2018 | H29.03.29【初回】

<〜わかりやすくまとめた情報発信〜>

 

この季節がまたやってきましたね。

いよいよ、調剤報酬改定についての議論が始まります。

29.03.29、厚労省から調剤報酬改定についてのお知らせが発表されたので、ここでも紹介させて頂きます。

 

内容

中央社会保険医療協議会 総会(第348回)議事次第

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000156859.html

資料ページの直貼り

調剤報酬(その1)について

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000158273.pdf

 

考察

今回の発表は調剤報酬改定の議論を始めるための準備というところでしょうか。発表された資料は、ほとんどが以前にも使用された資料でした。

 

注目したほうが良い情報もありましたので、ピックアップ紹介します。

 

 

 

特定の医療機関からの処方箋集中率

注目

集中率90%以上の薬局は34.2%もある。

10%区切りで見ていくと他は10%代となっているが、90%以上は30%を超えてしまっています。国としては立地的に選らばれる薬局ではなく、機能的に選ばれる薬局を創造していく方向性なので、この割合を下げていく政策をとっていくかもしれませんね。

 

基準調剤加算算定薬局の推移

注目

H28改定前の基準調剤加算2算定薬局の85%しか改定後基準調剤加算を算定できていない。

改定基準調剤加算2の算定点数は36点で、改定基準調剤加算の算定点数は32点であり、改定後のほうが低い点数となりました。また、詳細はここには書きませんが算定基準も全体的にハードルが下がったように世間では思われていたかと思います。しかしながら、改定前では取れていたのに改定後にはとれなくなった店舗がなんと15%もありました。これは何を意味しているのでしょうか。周囲の状況を観察した上での私の考察ですが「H28改定前は無理をして算定していた。だから次の改定の基準には手が届かなかった」理由は、ほぼこれなんじゃないかと思います。ちなみに基準調剤加算はH28改定において大きな軸の変化はありませんでした。経営が厳しくなる中、なんとか加算を取ろうと基準値超えを目指し努力してきたのだと思います。改定後も算定できた薬局とそうでない薬局の差は「次の次の改定を見据えた薬局作り、正しく言い換えますと地域から求められる薬局作り」ができていたかそうではないかだと思います。

H30改定も意識される時期になってきました。求められる薬局作りは進んでいますでしょうか?まだまだ対応は間に合うかと思いますので、みんなで知恵を出し合って取り組んでいきましょう。そして、社会全体からもより必要とされる業界を作っていきたいですね。

 

 

 

 

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